草むらのヒーローたち No.071

人生いろいろ、車生もいろいろ。

備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。

凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。

どんなドラマがあったのだろう…。

誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学6年M.Kくんが撮りました。

 

 

 

第71回


草ヒロ(廃車)data ■メーカー:トヨタ ■車種:プリウス 2代目 (NHW20 5ドアファストバック) ■年代:2003年〜2009年 ■場所:福山市南部


輝き続ける海に点在する島々や航行する船たち。
人と自然が共存する瀬戸内海国立公園を高台から見つめる彼がいました。
未来的なトライアングルモノフォルムがまるでオブジェの如く芸術的でさえあるキミは、世の中にハイブリッドという言葉を広めた世界の名車だよね。
ハリウッドセレブたちもこぞってキミの凄さを認め、いち早く所有し、エコフレンドリーであることをアピールしてたよね。
私:当時タクシーでプリウスが走り始めた時は、ぼれぇ衝撃的じゃったんど。
息子:ほーなんじゃ。普通じゃ思よぉたけどなぁ。
1997年の年末「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーとともに世界初のハイブリッド乗用車として初代が登場してから早26年。
100年に一度の大変革期にある今の自動車業界。
クルマのあり方そのものも抜本的に変化する未来に向け、電動化・シェアリング・安全技術や自動運転技術もそろそろ実用化領域にある現在。
エコカーの“先駆け”となったキミが目指していた未来の形が見えつつあるのでは…。
私:ジャン・レノのドラえもんにはビビったし、ジャイ子のピンククラウンもぶちインパクトあったわ。
息子:えー、僕が持っとるトミカのあのピンクのクラウン、ほんまに売りょーたん?
クルマも人間もお互いが大好きで地球と共生してずっと一緒に居続けられるように、さあ、チャレンジしよう!!
息子:タケコプターで空を自由に飛べる日がもうすぐ来るかもしれんでぇ。
私:ほんまよのぉ。楽しみじゃなぁ。
自然を思いやった彼は穏やかな海を眺めながら徐々に自然に還りつつありました。

ちょっとうんちく


車名の由来はラテン語で「~に先駆けて、~に先立って」という意味。
2003年9月に発売した2代目。初代のセミノッチバック4ドアセダンから5ドアハッチバックへボデースタイルを変更。ホイールベースを150mm伸ばし、ボデーサイズは全長で135mm、全幅で30mmと大きくし、室内スペースを拡大。キャビンはドライバー頭上のルーフを頂点とする三角形のシルエットを持ち、後端を高い位置で終わらせて、リヤエンドパネル上部には後方視界を確保するためのウィンドウを設けた。空気抵抗係数は0.26と極めて低い。

ハイブリッドシステムは、先代の“THS”(トヨタハイブリッドシステム)を発展させた“THS Ⅱ”で、エンジン(1NZ-FXE)の回転数を高めたほか、モーター(3CM)の出力を50%増しの50kWとし、走行性能を向上。10・15モード燃費は世界トップレベルの35.5km/Lに向上。このほか、駐車時のハンドル操作を自動化できるインテリジェントパーキングアシストや、横滑り防止機構と電動パワーステアリングを統合制御する「S-VSC」、アイドリングストップ中も作動する電動インバーターエアコンなど、世界初の先進技術を搭載した。

トヨタ自動車75年史より抜粋


 

 

 

トヨタ 20TH PRIUS 特設ページより


TOYOTA、クラウンにピンクの特別仕様車“ReBORN PINK”を設定
「アスリートG」(ハイブリッド車・2WD)、「アスリートG i-Four」(2.5Lガソリン車・4WD)をベースに、クラウンにとって意外性のある色彩の組み合わせを内外装で採用した。
具体的には、外板色に新規開発色モモタロウを設定。インテリアにおいても、新色のホワイトを一部の内装品に採用し、内装色ブラックとの組み合わせにより明快なコントラストを生み出している。また、演出家のテリー伊藤氏がカラーコーディネートを手掛け、「PINK SURPRISE」をキーワードとして、内装にピンクのステッチや、さし色を用いるなど、上質で特別感ある室内空間としている。

トヨタ公式HPより抜粋


カタログより
・TO BE A GLOBAL STANDARD,NEW PRIUS DEBUT.
1997年に誕生した世界初のハイブリッドカー、プリウスは、5人乗り量産乗用車で世界トップレベルの燃費、高い走行性能、ソリッドなプレミアムフォルムなど、様々な先進性を携えて、2003年生まれ変わりました。
・「走りが気持ちいい、そして、地球想い。それがハイブリッド・シナジー・ドライブ」
・羨望のスタイリングは、走りを感じさせる空力フォルム。艶やかさと鋭さが共存し、リヤには未来が漂う。
・ユニバーサル・デザインを体現した、先進のコックピット。
・ハイブリッド・シナジー・ドライブとは、世界最高の環境性能を追求すると同時に“走りの気持ちよさ”を飛躍させることを目指した開発コンセプト。
・世界トップレベルとなる35.5km/lという圧倒的な低燃費を実現。
・量販車トップクラスのCD値0.26を獲得。低燃費に大きく貢献しています。
・Ecology 人、地球、未来までみつめた、“環境想いのクルマ”であることが使命です。

スペック
グレード S / G
車両型式 ZA-NHW20-AHEEB /ZA-NHW20-AHEGB
重量(kg) 1250/1270
全長(mm) 4445/4445
全幅(mm) 1725/1725
全高(mm) 1490/1490
ホイールベース(mm) 2700/2700
エンジン型式 1NZ-FXE/1NZ-FXE
エンジン種類 水冷直列4気筒横置DOHC/水冷直列4気筒横置DOHC
排気量(cm3) 1496/1496
最高出力kW(PS)/r.p.m. 57/77/5000 / 57/77/5000
※ 代表するグレードのスペックを表示しております。
※ エンジン最高出力はネット値です。表内では「 / / 」で表示しています。
※ このクルマの型式は、 NHW20(1500) です。

 

※厚い雲に覆われた冬海と写る寂しい風景。

 

※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒にのんびりと探索・撮影・紹介している趣味コンテンツです。
※内容については正確な情報とは限りませんのでご了承ください。
※撮影場所については、部品取りやいたずら防止のため一切シークレットです。
※掲載後の情報提供や現存確認は一切しておりません。
※画像の無断転載・コピペはおやめください。