人生いろいろ、車生もいろいろ。
備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。
凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。
どんなドラマがあったのだろう…。
誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学5年M.Kくんが撮りました。
第49回
草ヒロ(廃車)data ■メーカー:トヨタ ■車種:トヨペット コロナマークⅡバン (4代目1800GL フロア3AT) ■年代:1980年〜1984年 ■場所:井原市南部
井原市南部の山あい、旧東城往来の道中で一瞬目が合ったマーバンくん。
民家の庭先にあり、ナンバーが付いているので純正草ヒロとは言えないけれど、早速オーナーさんにお話しして撮らせてもらいました。
サンブリーチ・ベージュメタリックのスクエアなフォルムが今となっては新鮮でかっこよ!!!
質実剛健なイメージと共にどことなくクラシカルな気品さえも漂わせているのは“無骨な美学”!?
あんまり古さは感じないけどしかしもう40年前のモデルなのね、マーバンくん。
とにかくド四角でド容量積載、ド真面目に、ビジネスの足としての活躍はもちろん、2000年代前半にはステーションワゴンブームからのローライダー車の主役となり、「右へならわぬ。人とかぶらぬ」カスタム全集中の超個性派オーナーやサーファーたちの御用達としてブッ飛んでいたのには驚きだったよ。
今では貴重な商業車兼カスタムカーとなったキミ。
いろんなオーナーの多様な趣味の相棒としてスタイリッシュな街乗りやアウトドアシーンでオーナーの個性をイロドり、素敵な思い出を作ってくれることでしょう。
令和になっても現役としてのキミと遭遇するのを楽しみにしているよ。
ちょっとうんちく
「MARK」は、英語の「Mark(目標、成功、名声)」を意味する。「Ⅱ」は、「コロナの第二世代」「コロナの上級車」という意味。
「マークⅡ バン」は1980年11月に4代目に進化した。今回のモデルチェンジを機に、1.8リッターガソリン(13T-J)に加えて、新たに4気筒2.2リッターのディーゼルエンジン(L型)を採用した。グレードは先代と同様に“GL”、“デラックス”、“スタンダード”の3種で、ディーゼルのみ“デラックス”のみとなる。トランスミッションは、この4代目からコラムシフトがなくなり、ガソリン車には4段MTまたは3段ATを、ディーゼル車には5段MTを組み合せた。セダン系のリヤサスペンションはコイル式だが、「バン」ではリーフ/リジッドを引き継いだ。荷室長1720mm/1020mm、幅1370mm/1365mm。積載量はGLが400kg/250kg、デラックスとスタンダードが500kg/300kgである。
生産工場は元町工場、関東自動車工業(株)。販売会社はトヨペット店。
スペック
グレード 1800・GL
車両型式 L-TX67V-XXKNSW
重量(kg) 1120
寸法 全長(mm) 4525
全幅(mm) 1680
全高(mm) 1465
ホイールベース(mm) 2645
エンジン エンジン型式 13T-J
エンジン種類 直列4気筒
排気量(cm3) 1770
最高出力kW(PS)/r.p.m. -/95/5400
※ エンジン最高出力はネット値です。表内では「 / / 」で表示しています。
※トヨタ自動車75年史より引用
※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒にのんびりと探索・撮影・紹介している趣味コンテンツです。
※内容については正確な情報とは限りませんのでご了承ください。
※撮影場所については、部品取りやいたずら防止のため一切シークレットです。
※掲載後の情報提供や現存確認は一切しておりません。
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