人生いろいろ、車生もいろいろ。
備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。
凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。
どんなドラマがあったのだろう…。
誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学5年M.Kくんが撮りました。
第48回
草ヒロ(廃車)data ■メーカー:ホンダ ■車種:トゥデイ 550G 4MT (初代JW1前期型) ■年代:1985年〜1998年 ■場所:福山市北部
如月の穏やかな陽気の昼下がり。
福山市北部、ダム湖近くの集落の草むら。
茂みの中にフレイムレッドを主張しているとってもカワイイ一台を発見。
ペチャ鼻で大きなフロントガラスを持つワンモーションボディに、ボンネットとバンパーに食い込むユニークなまんまるおめめのファニーなマスク。
背高ノッポの今とは違う、圧倒的にぺったんこなスポーツカーのような外観。
ファッショナブルとスポーティーさを兼ね備えた唯一無二のデザインが彼女の特徴でした。
そうそう、いたよね。ルノー、トゥインゴちゃん。
キミにインスパイヤされた?リスペクト?踏襲?偶然?他人の空似?お手本?パクリ!?
まるで双子の姉妹のような激似っぷりには驚愕でした。
「あんまり真似したら逮捕しちゃうわよ!」とミニパト仕様のキミに乗った小早川美幸が言っております…(笑)。
発売から40年近く経った今でもデザインに古さを感じない、時と場所を超えても通用するシンプル イズ ザ ベスト、小粒でもピリリと光るキミは、草ヒロになっても色褪せない美美しさでした。
ちょっとうんちく
初代 JW1/2/3/4/JA1/2/3型(1985年 – 1998年)
1985年9月10日
軽ボンネットバン(商用車)として発表された(発売は翌9月11日)。CM出演者は今井美樹(~1991年まで)。初期のCMソングは「はぐれそうな天使」(当初は来生たかお版だったが、途中から岡村孝子版に変更。)
丸形ヘッドランプはエンジンフードとフロントバンパーにまで食い込み、リア子ンビネーションランプはリアバンパー内に設置、またフロントワイパーはシングル式とユニークな仕様で、全体にスラント&ショートノーズデザインのスタイルが印象的な車である。
シリンダーが水平近くにまで前傾されたエンジンの下にデファレンシャルギアを配置することによって、エンジンルームの全長を抑えて広い室内空間を実現していた。同社のCR-X(2代目)よりも長い2,330mmのホイールベースと広いトレッド(前:1,225mm・後:1,230mm)により、最小回転半径は大きかったものの、当時の軽自動車を凌駕する操縦安定性を確保していた。いわゆる『M・M思想』(Man-Maximum・Mecha-Minimum)に基づき開発されたこのレイアウトの発案者は、後の本田技研4代目社長でもある川本信彦であった。
エンジンはEH型エンジンのみのラインナップ。当初は新たに直列3気筒もしくは4気筒エンジンの開発を企画していたが、予算も限られていたことから、アクティ用の2気筒エンジンをチューンして搭載する。組み合わせられるトランスミッションは、4速MTとホンダマチック(セミオートマチック)の2種。
打刻型式 JW1-100
1986年11月
ブレーキのマスターシリンダーへマスターパワーを追加(Fタイプの一部を除く)、パーキングランプスイッチを廃止した。
打刻型式 JW1-120
1987年9月
「G」をベースとした特別仕様車へ5速MTも搭載された。
1987年2月20日
「m」に女性向け装備の追加や専用色を設定した限定車「ポシェット」を発売。当初は限定車であったが、1990年のマイナーチェンジの際に通常グレードの1つとなった。
※Wikipediaより引用
主要諸元
タイプ G
車名・型式 ホンダ・M-JW1
トランスミッション 4速マニュアル
全長(m) 3.195
全幅(m) 1.395
全高(m) 1.315
ホイールベース(m) 2.330
トレッド(m) 前 1.225 後 1.230
荷台床面地上高(m) 0.510
最低地上高(m) 0.155
車両重量(kg) 550
乗車定員(名) 2[4]
最大積載量(kg) 200[100]
荷室内寸法(m) 長さ 1.050[0.585]
幅 1.190[1.185]
高さ 0.790[0.775]
エンジン エンジン型式 EH
弁機構・気筒数 水冷4サイクル2気筒OHCベルト駆動
総排気量(cm3) 545
内径×行程(mm) 72.0×67.0
最高出力(PS/rpm) 31/5,500
最大トルク(kgm/rpm) 4.4/4,000
圧縮比 9.5
燃料供給装置形式 キャブレター式
燃料タンク容量(L) 30(無鉛ガソリン使用)
潤滑油容量(L) 3.1
潤滑方式 圧送式
性能 60km/h定地走行燃料消費率 運輸省届出値(km/L) 30.0
最小回転半径(m) 4.6(車体4.9)
登坂能力(tan) 0.35
動力伝達走行装置 クラッチ形式 乾式単板ダイヤフラム
変速機操作方式 フロアチェンジ式
変速比 1速 3.916
2速 2.235
3速 1.434
4速 1.031
後退 3.909
減速比 4.937
カジ取り装置 歯車形式 ラック&ピニオン式
制動装置 主ブレーキ形式 前 ディスク
後 リーディング・トレーリング
作動系統及び制動車輪 2系統式:前右1輪-後左1輪、前左1輪-後右1輪
駐車ブレーキ形式 機械式後2輪制動
懸架装置 懸架方式 前 マクファーソン式
後 車軸式(3リンクビーム)
タイヤ(前/後) 135SR12 スチールラジアル
※HONDA公式HPより引用
※隣にいたオプティさんNo.42もご覧ください。
※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒にのんびりと探索・撮影・紹介している趣味コンテンツです。
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