草むらのヒーローたち No.018

人生いろいろ、車生もいろいろ。

備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。

凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。

どんなドラマがあったのだろう…。

誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学5年M.Kくんが撮りました。

 

 

 

第18回


草ヒロ(廃車)data ■メーカー:Jeep  ■車種:ジープ・ラングラー TJ 2ドアスポーツ ■年代:1996年〜2006年 ■場所:井原市南部


夏休みも過ぎ去ったある日、ある時、ある曜日。
井原市南部の山中でワイルドなヤツと遭遇した。
昔から変わらぬフォルムと、存在感のある7スロットグリルに丸型ライト。
SUVのレジェンドであるキミだけの揺るぎないアイデンティティだよね。
停まっていてもたくましく全力で前進し続けているかのようなこの感覚。
伝統を脈々と守り続け、道なき道、時代を突き進み、進化する姿はカッコよすぎるでぇ!!

「細かいことは考えずにとにかく乗って走ろうぜ!」
「どこにでも行ける。なんでもできる。そして新しい自分を発見するんだ!」

まるで非日常的な冒険の世界にキミが誘い込んでくれているよう…。
そうだよねぇ〜。見たことのない景色を自分の目で見に行くって大事だよね。
必要なのはあふれる“好奇心”と目いっぱい“楽しむ”ということ。
よしっ。来た時とは違う道を帰ってみるね、ラングラーくん。

 

ちょっとうんちく

ジープは1941年、日本のランドクルーザーより10年も早くミリタリー4WDとして誕生しました。
ジープ・ラングラーは1987年に発売。ヘッドライトをスロットグリルにめり込ませるなど、ジープ初代モデルCJシリーズとの親和性を強調したアイコニックなスタイリングが世界のファンに愛されています。
2代目ラングラーTJ(モデルコード)は1996年春に1997年モデルとして発売。
前後共に5リンク+コイルリジッドアクスル形状となりハンドリングが向上。ヘッドライトの形状も丸型に原点回帰しました。

ノスタルジックテイストをまといながらも、先進的なインテリアや快適性を持ち、ミリタリー色の強い先代に比べ、より一般向けにスポーティでスタイリッシュに変わりました。
古き良きアメリカを感じさせるアメリカンSUVの代名詞的存在で、昔から変わらぬヘビーデューティーなスタイルは若者にも絶大な人気を誇っています。

エンジンは、チェロキーやグラチェロにも搭載の直列6気筒OHV 4.0L AMC 242エンジンで、総排気量は3959cc、最大出力は175ps/4600rpm、最大トルク29.6kg・m/3600rpm。全長3915mm×全幅1740mm×全高1800mm、ホイールベース2375mm。トレッド前1475mm/後1475mm。車両重量1590kg。

 

 

※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒にのんびりと探索・撮影・紹介している趣味コンテンツです。
※内容については正確な情報とは限りませんのでご了承ください。
※撮影場所については、部品取りやいたずら防止のため一切シークレットです。
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