人生いろいろ、車生もいろいろ。
備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。
凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。
どんなドラマがあったのだろう…。
誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学5年M.Kくんが撮りました。
第1回
草ヒロ(廃車)data ■メーカー:スズキ ■車名:キャリイWideバン(6代目) ■年式:1976年〜1979年 ■場所:駅家町
駅家町北部、福山で2番目に高い山の登山中、頂上より北へ20分位歩いた所で出会いました。
木漏れ日がやわらかい登山道にまるでお地蔵さん代わりに置かれているようで… それじゃまた会おうね。
ちょっとだけ山道が楽しくなりました。
ちょっとうんちく
1976年に6代目(ST20型)へとフルモデルチェンジしました。
水冷2サイクル直列3気筒(LJ50型)、排気量539cc、最高出力26PS、価格583,000円
Kカー新規格移行初対応モデル。
1976年1月に[排気量360cc→550cc、全長3m→3.2m、全幅1.3m→1.4m]へ変わったそう。
それに伴いこの車も全長を120mmアップして3.15m、全幅を100mmアップして1.395mに拡大しました。
軽フルキャブバンで最大となる長さ1660mm、幅1250mmの広い荷室スペースを実現してさらに使いやすくなり、大人気でした。
バックドア開口部とサイドドア開口部はそれぞれ100mm広くなり、積み降ろしの作業性も一段と向上しました。
丸目レンズを四角枠で囲んだ昭和チックなデザインやダミーのフロントグリル、縦型ドアノブなどがとってもおしゃれな一台です!
〜追伸〜
秋を感じる神無月、会いたくて再訪しました。
雰囲気の良さはそのままでしたがフロントウィンドウ、屋根に続いてリアフェンダーあたりがモゲそうに…。自慢のエンブレムもなぜか欠落していて惜しいです。
いつまでもこの状態を維持できるのか分からないけど、木陰に守られながら山の番人として長く過ごしていってほしいです。
※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒にのんびりと探索・撮影・紹介している趣味コンテンツです。
※内容については正確な情報とは限りませんのでご了承ください。
※撮影場所については、部品取りやいたずら防止のため一切シークレットです。
※掲載後の情報提供や現存確認は一切しておりません。
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