人生いろいろ、車生もいろいろ。
備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。
凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。
どんなドラマがあったのだろう…。
誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学5年M.Kくんが撮りました。
第36回
草ヒロ(廃車)data ■メーカー:トヨタ ■車種:2代目カリーナ バン(1400DX) ■年代:1977年〜1981年 ■場所:加茂町北部
県境近くの七曲がりトンネルを抜け、密林地帯を越えた集落に彼はいました。
前回は周囲を夏草に完全に支配され、茂みの窪みにいた君の存在にまったく気が付かなかったよ。
これぞ、草ヒロ探索の真髄か!!
紳士なアタックシルバーメタリック色で、ビジネスの足として街中をさっそうと走り回っていた働き者の君。
今ではこんな山奥でひっそりと余生を送っているんだね。
畑の定番、元五右衛門風呂の焼却炉と一緒に物置として重宝がられ、今まで生きながらえているご様子。
外れかけのバックドアやサビで穴の空いたルーフも、オーナー様にしっかり応急処置をほどこされ、大事にしてもらっている模様。
これからもずっとこの場所で第2の人生(車生)を歩んでいく…そんなカリーナ君に栄光あれ!!
ちょっとうんちく
以下、トヨタ自動車 75年史 より抜粋
1977年8月に発売した2代目。ボデーバリエーションは先代同様2ドアおよび4ドアセダンと2ドアハードトップ、4ドアバンの4タイプ。直線基調の軽快なスタイルとし、4ドアセダンはボクシーなノッチバックスタイルに改め、バンのリヤクォーターウィンドウは面積の広い一般的なデザインに変更した。
エンジンは「53年(1978年)規制」に適合した1600cc(12T-U)のほか、「51年(1976年)規制」の1800(3T-U)、2000(18R-U)、2000DOHC(18R-GU)、EFI仕様となった1600DOHC(2T-GEU)が加わり、ホンダCVCC方式の2000cc(19R)は終了した。
1977年10月には1800ccが「53年(1978年)規制」に適合し、1978年9月までに全車が「53年規制」対応となった。1979年8月にマイナーチェンジを行い、全長を120mm伸ばしてスラントノーズスタイルとし、丸型に代えて角型の4灯式ヘッドライトを採用した。
2ドアセダンはこの代をもって終了した。
車名の由来は、英語で「竜骨座(りゅうこつざ)」という意味。
グレード 1400・デラックス
車両型式 H-TA16V-AXKDS
重量(kg) 950
全長(mm) 4250
全幅(mm) 1630
全高(mm) 1425
ホイールベース(mm) 2495
エンジン型式 T-J
エンジン種類 直列4気筒OHV
排気量(cm3) 1407
最高出力kW(PS)/r.p.m. -/80/6000
※代表するグレードのスペックを表示しております。
※エンジン最高出力はネット値です。表内では「 / / 」で表示しています。
※このクルマの型式は、 TA16V(1400) です。
夏に通りかかった時…。
※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒にのんびりと探索・撮影・紹介している趣味コンテンツです。
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